2017年10月3日
映画「ファウンダー」に想う
今年の7月末に公開された「世界最強のハンバーガー帝国を創った男、レイ・クロック。ファウンダー -ハンバーガー帝国のヒミツ」
日本の劇場の公開日は他国に比べてかなり遅く、PR動画を観て本当に待ち遠しかった感じです。
28日公開後の翌日29日に有楽町で観ました。
多分レイ・クロックの行動を観て「英雄か怪物か」という映画のキャッチコピー通りに判断する方が多かったように思います。
この日見た私なりの感想。
ピンチに陥っていたレイ・クロックにリーシングの大切さを教えた、飲食業界で有名な財務コンサルタント、ハリー・J・ソネボーンが最大のキーマンかと思いました。彼はフランチャイズ店を建設していることについて、「もっと不動産事業に携わるべきだと」指摘。
ハリーは、「あなたは成功の鍵を握っているのに、それに気づいていない。あなたが売っているのは実はハンバーガーじゃない。成功の鍵を握っているのは美味しいハンバーガーでもアツアツのポテトでもない。君の資産は店そのもの」と答えました。注目したのは、マクドナルドの不動産としての価値でした。
レイは、新店舗開設のため、土地を購入するたびに支払いに追われていたため、新会社である金融・不動産会社を介入させる新しい発想の元、新たな投資家たちを集めます。ハリーはその後もマクドナルドの世界戦略にも大きな影響を与えます。
日本では、日本の実業家である藤田田氏が「日本マクドナルド」の創始者。
彼は大阪府大阪市東淀川区生まれで「日本トイザらス」創業者でもあります。
実は、藤田氏の「ユダヤの商法/1972年5月発刊」はOL時代に読みました。
これを読んで凄く高揚感を感じたことを昨日のことのように覚えています。
映画を観た後に、日本のフランチャイズ業界、いや、経済界全体に大きな影響を与えた藤田氏を思い出したのは言うまでもありません。