2017年12月3日
コンビニの逆襲
コンビニのアライアンス能力は凄いと思う。
飲食業界の重鎮たちもコンビニのビジネスモデルの変革に脅威を数年前から感じている。
金融は社員をリストラし、ATMまで減らし、オンライン中心になりコンビニがフラットフームとして大きな役割を果たす。
実は先日の息子との会話。
お恥ずかしい話、コンビニで初めてUFJの口座からキャッシングを行った。
その際、「本当にキャッシングできるよね?」と確認すると
「えっ、コンビニ以外でどこでキャッシングするの?」との返答。
まさにジェネレーションギップを感じる瞬間だった。
セブンイレブンはアメリカではまだアメリカの企業だと信じている国民も多いらしい。
セブン-イレブン (7-Eleven, Inc.) は、アメリカのコンビニエンスストア。テキサス州オーククリフで、1927年にオープンした氷販売店がはじまり。朝7:00から夜11:00(23:00)までの営業時間にちなみ、店名を「7-Eleven」とした。
アメリカでは、1991年に経営破綻してしまい、イトーヨーカ堂とセブン-イレブン・ジャパンが出資し(グループで子会社化)、社名を「7-Eleven, Inc.」に変更、日本で独自に培われたノウハウが注ぎ込まれ、再建が始まった。
2005年 – 株式公開買い付けにより、セブン&アイグループの完全子会社となった。社名を「7-Eleven, Inc.」に変更する。「セブン&アイのアメリカ現地法人」という位置付けになった、ということを知らずにいる方も多い。
しかし、多くのユーザーには便利つまり英語で言うコンビニエンスであればどこが親会社であろうと関係のない話だ。
コンビニの既存店来店客数は10月まで20カ月連続で前年割れが続いている中、
ファミリーマートは約6日間で専門型フランチャイズ企業を震撼させるビジネスモデルを発表している。
まず、大きな右ストレートを打つ。
ファミマがコインランドリーの併設を計画、コンビニで洗濯も可能にというニュース。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23841570T21C17A1000000/
11月24日の日本経済新聞は、ファミリーマート(ファミマ)がコインランドリー併設店舗を推進することを報じている。
2019年度末までのおよそ1年程度の間に、500店舗にコインランドリーを併設予定だ。
手軽に衣服や布団を洗濯できるコインランドリーの利点を訴えて集客し、待ち時間に店内の「イートイン」スペースの利用や、店舗内の回遊によって売り上げの増加につなげる目的だ。
まず、大きな左のアッパーだ。
コンビニ店舗の2階で独自ブランドの24時間営業の簡易型フィットネスクラブを運営する。健康志向の高まりとともに近年フィットネス市場が拡大しており、コンビニの集客力向上を狙う。
https://mainichi.jp/articles/20171130/k00/00m/020/166000c
コンビニは夜間でも来客があるため女性でもフィットネスクラブに通いやすく、相乗効果が見込め、コインランドリー事業への参入も発表しており、本業のコンビニへの集客増を狙い、事業多角化を加速させている。と記事にはある。
この「独自ブランドの24時間営業の簡易型フィットネスクラブ」という点が私には一番興味深い。
今後伸びるのはライセンスビジネスとOEM ビジネスだと予測している。
コンビニなら何でもできると、私がプロジェクトで参加していた20年前のエネルギー供給会社の「未来予測プロジェクト」では、今の宅配事業者との連携などその当時の報告書を見ながら、その当時の仕事は凄かったと一人でほくそ笑んでいる。